■ 平成24年に発生した千葉県の冷凍設備に係る事故について



千葉県商工労働部保安課

千葉県の冷凍設備事故件数(平成24年は12月10日現在)

平成19年

平成20年

平成21年

平成22年

平成23年

平成24年

(2)

(0)

(0)

(0)

(0)

(1)

    (  )内は、アンモニア冷凍設備に係る事故件数で内数である。

    平成19年の1件は廃止された冷凍設備の事故である。

 

千葉県の冷凍設備に係る事故は、平成24年は8件発生しました。

以下に、平成24年に発生した事故の概要を紹介します。

(1)R-22冷凍設備の漏えい事故

発生日時:平成24年2月6日

発生場所:白井市

事故概要:メンテナンス実施時に圧力低下を確認したため調査したところ、空気側熱交換器下部に霜付きを発見し、銅管部より漏えいしていた。原因は、経年劣化により、空気側熱交換器銅管部に穴が開いたものと推定される。

 

(2)R-22冷凍設備の漏えい事故

発生日時:平成24年3月16日

発生場所:船橋市

事故概要:日常点検において冷凍機の「吐出温度」「受液器液面」の低下が見受けられたため調査した結果、給液電磁弁グランド部より冷媒の漏えいを発見した。増締めにより冷媒の漏えいを止め、異常のないことを確認した。給液電磁弁開閉動作時の衝撃による振動で当該電磁弁の手動用スピンドルのグランド部が緩んだと推定される。

 

(3)R-134a冷凍設備の漏えい事故

発生日時:平成24年4月16日

発生場所:千葉市

事故概要:冷凍機の稼働中、吸込低圧警報の発生と共に異常停止した。内部を確認したところ、膨張弁逃がしラインの銅管ねじ込み式継ぎ手部に亀裂を発見した。冷凍機の振動により亀裂が発生し漏えいしたものと推定される。

 

(4)R-22冷凍設備の漏えい事故

発生日時:平成24年5月17日

発生場所:習志野市

事故概要:冷凍機を稼働させると異常を示したため点検したところ、冷凍機の圧力計が0Mpaを示しており、溶栓部分から冷媒が全量漏えいしていた。原因を調査したところ、冷凍機を停止させると連動して停止するはずの冷温水ポンプが停止しないことを確認した。冷凍機が停止状態で冷温水ポンプが運転していたため、循環水の温度が徐々に上昇し、水側熱交換器に取り付けられている溶栓が溶解し、冷媒が漏えいしたものと推定される。

 

(5)R-410A冷凍設備の漏えい事故

発生日時:平成24年8月1日

発生場所:山武郡

事故概要:冷房が利かなかったため調査したところ、空調機の室外機内の圧縮機オイルの回収用キャピラリーチューブがろう付け部で破断し、冷媒が漏えいしていた。原因は圧縮機の異常振動により、破断したものと推定される。

 

(6)R-22冷凍設備の漏えい事故

発生日時:平成24年8月24日

発生場所:松戸市

事故概要:冷蔵庫が不冷のため漏えい検査をしたところ、ピット部分の銅管曲げ部からの漏えいが発覚した。原因は経年劣化による腐食と他配管及び壁への接触と推定される。

 

(7)アンモニア冷凍設備の漏えい事故

発生日時:平成24年11月9日

発生場所:山武市

事故概要:冷凍機の運転中に高圧部の圧力が高く推移していたため、負圧となる低圧部の空気吸い込みを疑い低圧部の点検を行ったところ、蒸発器のコイル配管に不良個所(2か所)が発見された。経年劣化による腐食や清掃を実施した際に作業者が蒸発器のコイル支持板に荷重をかけたことで配管に何らかの応力が加わり、配管破損に至ったと推定される。

 

(8)R-22冷凍設備の漏えい事故

発生日時:平成24年11月30日

発生場所:夷隅郡

事故概要:点検実施のため空冷チラーを運転したところ、低圧カットにて停止した。停止した原因を調べたところコンプレッサ系統の冷媒圧力が0MPaとなっており冷媒が全量漏えいしていることが判明した。冷凍設備の設置場所が海岸付近の屋外であるため、塩害により空気熱交換器のコイル部に腐食が発生し、漏えいに至ったと推定される。なお、当設備は廃止に向け停止中であった。